こんにちは、Share Data合同会社のDAIKIです。

今回は、結婚前の同棲が夫婦関係満足度の関係についてお話しします。

論文を通じて、その関係性を解き明かしてみましょう。

同棲と夫婦満足度の論文

日本の研究によると、結婚前の同棲が夫婦の幸福度に与える影響について以下のような結果が示されています。(1)

  • 男女ともに同棲の有無によって結婚満足度の切片(結婚時点の満足度)とそこからの変化が有意に異なることはない
同棲の有無と結婚満足度の変化の関係

つまり、同棲によって夫婦の幸福度は変わらないということです。

同棲は、パートナーの特性や相性をより深く理解する機会を提供する反面、相性が合わない場合や交際期間が短い段階で惰性的に結婚するリスクを考えなければなりません。

交際期間と夫婦関係の幸福度の関係については、以下のブログで詳しく紹介していますが、基本的には長い交際期間があるほど夫婦の幸福度は高まる傾向があります。

よって、同棲によって結婚前の交際期間が短くなり、満足度が低くなる可能性があります。

その良い面・悪い面が打ち合って、結婚前の同棲の有無による満足度の変化は現れていないと考えられます。

まとめ

以上が、結婚前の同棲が夫婦関係の幸福度に与える影響についての内容です。

結婚前に同棲を検討している方々には、良い面と悪い面があることを理解し、自分たちの状況に合った選択をする際の参考にしていただければ幸いです。

引用

(1)渡辺 泰正. 配偶者との交際期間と同棲経験が結婚満足度に及ぼす影響. 家族社会学研究, 2020年, 32(2), p131-142

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