資産配分(アセットアロケーション)とは、「株式30%」「現金60%」…などの資産ポートフォリオのことです。
多くの人は銘柄選択(どの株を買うか)に興味を持ちますが、投資成績の観点では、銘柄選択より資産配分の方が重要です。
今回は、資産配分の決め方について、おすすめなものを4つご紹介し、最後に当社オススメの方法と、銘柄選択について紹介します。
① (100-年齢)%をリスク資産に投資し、残りを無リスク資産に投資
こちらは、年齢によってアセットアロケーションを決定する方法です。
例えば、20歳であれば、(100-20)=80%をリスク資産(株式など)に、残りの20%を無リスク資産(預貯金や債券など)に振り分けます。40代であれば、リスク資産60%、無リスク資産40%。
年齢が低いほど失敗してもリカバリーする期間が残っているので、リスクを取り、より高いリターンを得る手法です。
② 生活防衛資金を現金で残し、それ以外は投資する
こちらは、必要最低限の現金を持ち、他は全て投資する方法です。
生活防衛資金は、生活費の6ヶ月〜1年間と言われています。
投資先については、特に決まりはありません。
以下グラフでは、生活防衛資金が200万円の想定で示しています。投資先については適当に設定しています。
③ カウチポテトポートフォリオ(リスク資産50%:無リスク資産50%)
こちらは、年齢や資産額に関わらず、リスク資産と無リスク資産をそれぞれ50%持つポートフォリオです。
カウチポテトは「ソファーでだらだらポテトを食べる」という意味である通り、資産配分について考えることが少なく、投資成績に対して一喜一憂しなく無くなります。
運用成績や資産配分について考えることが面倒な人におすすめです。
今ある資産の半分を株式に投資し、残り半分を債券or現金で持っておけばOKです。非常に簡単 & 安全性の高い投資になっています。
リバランスの際も計算が簡単なので、容易にリバランスできます。
④ パーマネントポートフォリオ
こちらは、「米国株」「長期米国債」「金」「現金」に25%ずつ振り分けます。
パーマネントとは「永遠」「永続」という意味であり、4つのアセットが異なる値動きをすることで、どんな経済状況でも安定したリターンを出すアセットアロケーションとなります。
「③カウチポテトポートフォリオ」と同様に、年齢や資産額に関わらないので、リバランスを含めた資産配分の設定は簡単です。
「③カウチポテトポートフォリオ」と比べると、株式は25%と、より低リスクなポートフォリオになります。
まとめ & 当社のオススメ
資産配分を4つ紹介しました。
今回紹介したものはあくまで一例なので、自分の状況や性格を考慮して、自分に適した資産配分を決めてください。
当社は、②+(①の考え)から、「1年間の生活防衛資金を貯め、残りの(100-年齢)%を株式に、(年齢)%を債券に投資する」を推奨しています。
株式や債券の銘柄は、以下で選ぶことをお勧めします。
- 株式…広く分散された投資信託(オールカントリー, S&P500)、又は、各業界のリーダー銘柄(代表する企業)を購入し、業界分散をする
- 債券…投資適格格付け(格付けBBB以上)の債券
以上です!