こんにちは、Share Data合同会社のDAIKIです。
今回は、夫婦の「喧嘩時の仲直り(葛藤対処)」についてお話しします。
夫婦になれば、頻度に違いはあれど、どの夫婦も喧嘩をしてしまいますよね。
喧嘩は不仲につながりやすく、上手に対処することが夫婦円満には欠かせません。
喧嘩時は、冷静な判断が難しいこともあります。そこで、論文を引用しながら、仲直りについて紹介しますので、事前に仲直りの方法を学んでおきましょう!
仲直りについての論文紹介
論文によると、「葛藤の対処方略」について以下のような結果が示されています。(1)(2)(3)
- 夫婦の問題に対して、積極的に取り組む事が夫婦の満足度に繋がること
- 対立を避けて相手と折り合いをつける事(つまり、消極的な対処)は夫婦関係維持に有効であること
- 夫婦にとって良い解決パターンを、都度客観的に観察し修正を行い、体得することが夫婦円満にとって重要であること
(1)野澤真由美. 中年期夫婦における関係の満足度. 人間文化創成科学論叢, 2008年, 第11巻, p207-216
(2)東海林麗香. 夫婦間葛藤への対処における譲歩の機能 : 新婚女性によって語られた意味づけ過程に焦点を当てて. 発達心理学研究, 2006年, 第17巻第1号, p1-13
(3)上田美千子. 良好な夫婦関係に寄与する夫婦間葛藤への対処方略に関する検討. 心理教育実践専修, “chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.akita-u.ac.jp/eduhuman/graduate/abstract_pdf/11-005.pdf”, (参照日付:2023/07/29)
海外も含め多くの論文で、夫婦間の問題を積極的に解決する方が夫婦円満に繋がる事が述べられています。
その一方で、自分の主張を引っ込めるような消極的な対応も、その場が険悪な状態にならない点などで、夫婦関係維持には有効であることが述べられています。
これらの結果を踏まえ、喧嘩時の仲直り方法について紹介します。
喧嘩時には、距離を置く
喧嘩をしている時には、できるだけ話すことを避けるようにしましょう。
喧嘩中は感情が高ぶり、相手を傷つける言葉や怒らせる言葉を発してしまうことがあります。
特に以下のような禁句ワードは避けてくださいね。
<禁句ワード>
- 容姿や学歴など、人格を否定する言葉。例)「あなたはいつもそう」
- 稼ぎについての発言。例)「誰の稼ぎで生活していると思っているんだ」「たいした稼ぎがないくせに」
- 結婚の後悔や離婚についての発言。例)「結婚しなければよかった」「離婚しよ」
- 今回の議題と無関係な過去の話。例)「あの時の○○も嫌だった」
禁句ワードもそうですが、何も言わないのが吉です。「沈黙は金」ですね!
そして、物やパートナーに手を上げることは絶対にやめましょう。
冷静になる
距離を置いたら、冷静な判断が下せるまで待ちましょう。イライラするのも分かりますが、時間がかかっても良いので、一度クールダウンです!
状況に応じて、仲直りをする
冷静になることができたら、仲直りに向けて今回の出来事を整理しましょう。
当社アプリの「prenup」のシチュエーション支援機能をオススメします。
数問の質問に答えることで、喧嘩を整理し、仲直りの方法を導き出すことができます。
※当社アプリ「prenup(プリナップ)」の制作・改良には、夫婦の関係や幸福度についての様々な論文や記事を活用しています
仲直りを振り返り、次に活かす
仲直りが成功したら、その方法を次の仲直りにも活かせるように振り返りましょう。
「すぐに謝る」「しっかり話し合う」「次の日に、何もなかったように接する」など、夫婦によって、どの仲直り方法が最適かは異なります。
自分たちに合った仲直り方法を見つけていきましょう!
また、2人で喧嘩のルールを決めることも良いです。
例えば、「どちらかが普段通りになったら、元に戻る」や「翌日には持ち越さない」といったルールです。
もちろん、喧嘩の原因についても二度と同じ喧嘩をしないように、しっかりと振り返ることが大切です。
まとめ
以上が、「夫婦円満を目指す、効果的な喧嘩仲直り方法」でした。
自分たちに合った仲直り方法を常に見つけ、パートナーと実践していくことが夫婦円満につながります!