こんにちは、Share Data合同会社のDAIKIです。
今回は、夫婦の「コミュニケーション・会話」と「夫婦円満・満足度」の関係について、論文を引用しながらご紹介します。
さらに、その関係をもとに夫婦円満を築くための方法を具体的にお伝えしていきます。
コミュニケーションと満足度の関係について
論文によると、「夫婦のコミュニケーションと関係満足度」には以下のような結果が示されています。(1)
- 会話時間と関係満足度は正の相関がある。
- 自己開示(自分の情報を伝える)と関係満足度は正の相関がある。
- 妻は、会話時間と自己開示が関係満足度と大きく関係する。
- 夫は、子育て期では会話時間が満足度と関係するが、中年期になると自己開示が満足度と関係する。
(1) 伊藤他. 夫婦のコミュニケーションが関係満足度に及ぼす影響–自己開示を中心に. 文京学院大学人間学部研究紀要 / 文京学院大学総合研究所 編, 2007年, 9巻1号, p1~15
「会話時間や自己開示」と「夫婦満足度」は相関関係にあるものの、因果関係ではありません。つまり、会話時間や自己開示が増えることで必ずしも夫婦満足度が向上するとは限りません。
しかし、一般的に「会話時間」と「自己開示」を増やすことが夫婦円満につながる可能性は高いと考えられます。
よって、ここからは夫婦円満のために「会話時間」と「自己開示」を増やす方法を紹介します。ぜひ取り入れてみてください!
【会話時間を増やす方法】
1. 一緒に何かをする
まずは、一緒にいる時間を増やしましょう。自然と会話する時間が増えます。
私たち夫婦は、1人で買い物に行った方が効率は良いと分かっているものの、仕事が忙しい時でも、スーパーへデート気分で一緒に買い物に行っています♪
また、共通の趣味を持つことはオススメです。共通の趣味があるとその話題の会話が増えます。
共通の趣味が無い場合は、新しい趣味を探すことや相手の趣味に興味を持つことを行いましょう!
2. 2人で話す時間を確保する
次に、夫婦の会話時間を事前に確保することをオススメします。
どうしてもYouTubeをみたり、仕事を頑張ったりして、夫婦の会話時間が自然と短くなってしまいます。
貯金もそうですが、意識しないと無くなるものは先取りすることが大切です。
一緒にご飯を食べる。お風呂に一緒に入る。寝る前にスマホを使わず会話をする。などを行いましょう!「毎日20時から10分間は夫婦の会話時間にする」といった形で時間を決めても良いですね。
3. 「prenup」のコミュニケーションクイズを使う
当社アプリの「prenup」のコミュニケーションクイズは、楽しい会話を提供します。
日常の会話のネタにもなり、会話時間が増えます!
ちなみに、私たち夫婦も毎日クイズをしています。
出会ってから10年以上経っていますが、クイズを通して、知らない事が沢山出てきます。
※当社アプリ「prenup(プリナップ)」の制作・改良には、夫婦の関係や幸福度についての様々な論文や記事を活用しています
【自己開示を増やす方法】
自己開示は「自分に関する情報や考え、価値観などを、そのまま率直に相手へ伝えること」です。
1. 自分の話をする
自己開示を増やすには、質(自分の話をする)か量(会話時間を増やす)しかありません。
嬉しかったことや悩んでいること、職場の人間関係、将来についてなど、自分の思いをパートナーと率直に話しましょう。
「パートナーだから、言わないでも感じ取って」「今更自分の話をするのは面倒くさい」と思っていても、しっかりと話してみてください。
パートナーは味方になってくれるはずです。パートナーを信用して、自分の話をしましょう。
2. 会話時間を増やす
次に、量を増やす方法です。
先述の「会話を増やす方法」を参考にしてください。
3. 相手の話を傾聴する
こちらが自己開示をすると、返報性の原理からパートナーも自己開示を行う可能性が高いです。
そんなときは、「傾聴」を心掛けてみましょう。
傾聴とは「相手の立場に立って、相手の気持ちに共感しながら理解しようとする」ことです。
傾聴の意味を聞いても、すぐに実践することは難しいと思います。私が実践している「傾聴」の具体例を紹介します。
- ながら会話を止める (例:スマホをしながら相槌をしない)
- アドバイスは求められるまでせず、共感・同調を示す (例:「悲しかったんだ」「うんうん、分かるよ」と相槌)
- 「自分は、パートナーの1番の味方」と思う
具体的なので分かりやすく実践しやすいと思います。今日から試してください!
まとめ
以上が「「コミュニケーション・会話」と「夫婦円満・満足度」の関係と、夫婦円満の方法」についてでした。
夫婦の幸福には「コミュニケーション・会話」と「自己開示」が重要です。
ぜひ「会話時間」と「自己開示」を増やして、夫婦円満を目指しましょう!