こんにちは。

私の人生の目標のひとつ——「日本代表のW杯優勝

私が選手として貢献するのは難しいですが、違う形で貢献したいという思いがあります。
そのため、私の得意なAI・分析を活かして、サッカーの分析を行っていきます。

今回は、「J1リーグで優勝するには“攻め”と“守り”のどちらが重要か」を、データから分析していきます。

優勝するのは攻めか、守りか?

勝利は勝ち点3、引き分けが勝ち点1、つまり3分と1勝2敗が同じ勝ち点。そのようなことを考えるとリーグ戦での「勝利」がいかに大切か分かります。

勝ち=少なくとも1点は必要なので、「点を取るチームが強い」と考えることは普通です。

一方で、「守備の堅いチームが優勝する」ともよく言われます。

実際のところ、データではどちらがより大事なのでしょうか。

分析方法

今回は、Jリーグ公式サイトに掲載されている、2018年から2025年(10月20日まで)のJ1のチーム別スタッツ(得点数・失点数・シュート数・被シュート数など)をもとに、ランダムフォレストという機械学習モデルを使って分析を行いました。

目的変数は「勝ち点」、説明変数には各チームのチームスタッツを入れ、モデルが「勝ち点に最も影響する要素はどれか」を算出します。

結果:「失点数」が最も重要だった

分析結果は以下です。

分析の結果、勝ち点に最も強く影響していたのは「(1試合平均)失点数」でした。
つまり、「失点が少ないチームほど優勝に近い」という傾向がデータからも明確に表れました。

得点数は2位につけていますが、失点数の重要度は得点数のそれの約2倍でした。

守備が安定しているチームは、試合のペースを自分たちで握ることができ、長いシーズンを通して安定的に勝ち点を積むことができると考えられます。

また、その他の結果として、「シュート決定率」が意外と重要であることも分かりました。枠内シュート数やシュート数、チャンスクリエイト数よりも5倍以上の影響があると出ています。

失点を少なく抑えることが重要な一方で、(シュート数の多さよりも)「決定力の高い」選手の存在も勝ち点を左右する重要な要素であることが分かります。

スタッツの見直し

各スタッツの散布図を見てみると、似たデータがたくさんありました。以下のように、例えば「得点数」「ゴール期待値」「チャンスクリエイト」

これだと、各スタッツの重要度が分散されてしまうので、本当に「攻め」か「守り」か分かりません。

そこで、相関が0.8以上のデータをまとめ、代表スタッツ(勝ち点と一番相関があるスタッツ)のみを使うことにしました。

例として、[‘ゴール期待値’, ‘1試合平均得点数’,”1試合平均チャンスクリエイト数”,”1試合平均枠内シュート数”,”1試合平均シュート数”,”シュート決定率”]→ 代表スタッツ:1試合平均得点数

その結果が以下です。

項目数は41→24になりました。

結果は変わらず、「失点が少ないチームほど優勝に近い」という結果になりました。

【追記:2025/10/23】1試合平均のデータの見直し

1位と2位である失点数や得点数は、Jリーグ公式サイトでは小数点1位までしか表示されておらず、多くのチームで同じ値になっていました。

これでは、正確に分析できないので、総数を試合数で割ることで、1試合平均を計算しました。

(2021年 湘南ベルマーレ 失点数が、順位表では41点に対して、チームスタッツでは43点になっていました。2021年 浦和レッズ 得点数が、順位表では45点に対して、チームスタッツでは47点になっていました。念の為、問い合わせしました。当分析では順位表を正とします)

上記のように、より各チームの実態を把握できるようになりました。

結果は以下になりました。

項目数は26と、データが変わった分少し変化しました。

しかし、結果は変わらず、「失点が少ないチームほど優勝に近い」という結果になりました。

おわりに

今回の分析から、「優勝するチームは守備が安定している」ということが、データでも裏付けられました。

今後はJ2や他のリーグで、どのような結果が出るかみていきたいと思います。

もしこの記事を読んで感じたことや意見があれば、ぜひコメントをいただけると嬉しいです。

また、サッカー分析に関わるお仕事やご相談があれば、ぜひ教えてください。

関連記事

  • 最新記事
  • おすすめ記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


TOP